自然農法 > 自然農法体験談

*安全で美味しいお米を

佐賀支部 北村広紀(54)

私は昭和58年にナスをハウスで肥料、農薬を使用して栽培し始めました。しかし、使用する肥料・農薬の量の多さに、「こんなに有害で恐ろしい物を使った作物を食べて、このままでは人類は滅んでしまうのではないか」と思うようになりました。そんな時に、肥料も農薬も使用しない自然農法に出会いました。
 昭和61年に先ず水田1反(300坪)を自然農法に切り替え、翌62年に5反(1500坪)に増やし、63年に全面積1町6反(4800坪)を自然農法にしました。最初は草が多く、近所や親類からも白い眼で見られました。何とかしなくてはと思い、自然農法の先輩で除草を克服された荒尾支部の柴尾さん(会員)の田植えの手伝いに行って苗作りのコツや、機械の使い方を教えて頂き、動力除草機を使用して草の対策が出来るようになりました。
 私の水田の周りにはクリークと呼ばれる水路がありますが、見るとゴミがたくさん浮かんでいます。人目が少ないので不法投棄やポイ捨てがたいへん多いのです。このゴミをどうにかしたいと考えていましたが、何も出来ずにいました。しかし、このままでは水が汚れ作物にも悪い影響を与え、水の神様に申し訳ないと感じ、二年前より一人でゴミ拾いを始めました。一年が経ち、いつものように網でクリークのゴミを上げていると、近くの知り合いが、「あなた偉い事をやっていますね。私も道路のゴミ拾いをしていますよ」と声を掛けられましたので、一緒にゴミ拾いをするようになりました。それから賛同する人が増え、美化活動グループ「日本ボランティアクラブむつごろう」として地元佐賀市に登録しました。今は、毎月第3日曜日に2時間ほど活動しています。また、活動者募集には、「ゴミと一緒に幸せも捨てられています。私達と一緒に幸せ拾いしませんか?」と呼びかけています。この活動で得た事は多く、心清い人との出会い、昨年の自然米増収、そして自然の恩恵で地球に生かされている事を感じています。
 私達人間の体は食べものによって作られています。ですから毒と思われる化学物質が多量に入っている物を食べれば体は勿論、頭脳も働きが悪くなると思います。人間の体は浄化作用によって体に溜まった毒物を自然排泄する働きがあると考えておりますが、出来るだけ体に悪い物を食べない事も大切だと思います。耕作者として「安心・安全・美味しい」この三拍子が揃ったお米をこれからも作り続けていこうと思います。

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